Titanium SDK 3.4.0リリースノート超ざっくり訳
9月29日にGAがリリースされた、300以上の不具合対策と機能改善が行われたTitanium SDK/Studioの3.4.0のリリースノートについて、 若干今更感があり、さらにいつも以上にざっくりな訳をお届けしたいと思います。
詳細はソースを当たって頂ければと思います。
Alloy 1.5.0
データバインドの改善、XML・TSSマークアップの改善(ActionBarへのプロパティ設定、KeyboardToolbar、L()
による多言語化)がされた一方、localStorage syncアダプタが非推奨になり、
代わりにproperties syncアダプタを使用することが推奨されています。
iOS and Xcode Support
iOS 8 SDKならびにXcode 6に対応しました。(Studio/CLIともに)
iOS 6.xで動作するデバイスについては公式保証されなくなるのでご注意ください。
後方互換性(SDK/CLI、Xcode/iOSの組み合わせ)については リリースノート内に表としてまとめられていますのでそちらをご覧ください。
Titanium CLI 3.4.0
最新のGAリリースを用いるsdk select stable
コマンドが追加されたり、
config.json
の取り扱いが改善されました。
新機能や挙動の変化について
Android
- このバージョンからアクティビティのライフサイクルイベント(create, destroy, pause, resume, start and stop)が非推奨になり、将来的に廃止されます。
代わりにon〜(
onCreate
など)という名前のプロパティが用意され、 こちらにコールバック関数を設定する形になります。 - 最初に開いたWindowの
exitOnClose
プロパティの初期値がtrue
からfalse
に変更になりました。 - HTTPClientに
file
プロパティが追加されました。 TabGroup
のactivity
プロパティをopenする前に設定できるようにありました。- Ti.UI.createWindowの引数として
theme
プロパティを設定できるようになった。
iOS
- モーダルではないウィンドウ(あるいは
NavigationWindow
やTabGroup
内のウィンドウ)についてorientationModes
プロパティで向きを強制するのは bad practice とみなされ、今後サポートされなくなります。 - 位置情報のパーミッション設定として
NSLocationWhenInUseUsageDescription
もしくはNSLocationAlwaysUsageDescription
というプロパティの設定をtiapp.xml
に設定する必要があります。 - ローカル通知についてはiOS 7以前は特に必要なかったユーザによる「許可」ですが、iOS 8では
Titanium.App.iOS.registerUserNotificationSettings()
メソッドを使って登録し、ユーザ許可を求める必要があります。 - iPhone 6 / iPhone 6 Plusの解像度に適合した
667h@2x.png
や@3x.png
に対応しました。(対応表はリリースノートをご覧ください) Titanium.Media.showCamera()
メソッドにautorotate
プロパティ(デフォルトはtrue
)が追加され、プレビュー時の回転制御が出来るようになりました。- iOS 8以降で
Titanium.Geolocation.authorization
イベントが追加され、設定変更時に発火するようになりました。 - Touch ID、対話式通知に対応しました。