Titanium News

Appcelerator Titanium Mobileに関するニュースなどを淡々とお伝えしていきます。

Titanium 1.8.xをXcode 4.3環境で使用するには?

この記事はAppcelerator Developers Blog 2012年3月16日付の下記記事の要約です。

http://developer.appcelerator.com/blog/2012/03/titanium-and-xcode-4-3-revisited.html#cheatsheet

前振り

  • Titanium Mobile 1.8.xはXcode4.3をサポートしていない。
  • しかし、開発者の多くはXcode4.3にアップデートしている。
  • 正式サポートはTitanium 2.0がリリースされる4月末予定だが、そのための回避策がコミュニティより提示されている。

回避策

  • まずOSX(10.7.3)にアップデートします。
  • Xcode 4.3.1をダウンロードし、(必要なすべてのコンポーネントを)インストールします。
  • XcodeのPreferencesメニュー→Downloadsから「Xcode 4.3.1 command line tools」をインストールします。
  • ターミナルを立ち上げ、sudo xcode-select -switch /Applications/Xcode.app/Contents/Developerを実行します。
  • 次のファイルをダウンロードし、解凍します。https://github.com/downloads/pegli/ios-sim/ios-sim-xcode4.3.tar.gz
  • 解凍したios-sim実行ファイルを実行したいTitanium SDK(1.8.x配下)のフォルダにコピーします。例えば1.8.2ならば"~/Library/Application\ Support/Titanium/mobilesdk/osx/1.8.2/iphone/"*1にコピーする形になります。
  • 新しいプロジェクトの作成、もしくは既存プロジェクトに対する"Clean"を行い、再ビルドを行うとXcode 4.3 / iOS 5.1で実行できます!

(追記 2012/03/21)もうひとつの回避策 Titanium 2.0.x 継続ビルド(CI)版を用いる

上記でTitanium 2.0が正式リリースされれば…としているのですが、開発中のTitanium SDK 2.0を使うことでも回避が出来ます。
もちろん開発版ですのでサポート対象外だったりAPIが増えたり減ったり(移動したり)もしていますので、自己責任の範疇になりますが、前掲の「ターミナル操作」などは不要なのでお手軽な解決策ではあります。

http://builds.appcelerator.com.s3.amazonaws.com/index.html

こちらから「brunch」を"master"にして最新のビルドを取得するようにしてください。

具体的な手順は@kaz_konnoさんが以前まとめられた記事があるので、そちらのリンクという形で省略させて頂きます。

http://d.hatena.ne.jp/kaz_konno/20110516/1305567733

*1:環境によってフォルダは異なります