遅ればせながら小澤さんのTi本をゲットしまして、ざざざっと読ませて頂きました。

Titanium Mobile iPhone/Android
- 作者: 小澤栄一
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/01/31
- メディア: 単行本
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非常に丁寧な作りでJavaScript初心者の方も文法レベルから学ぶ事が出来、iOS Dev Programや開発プロファイルの発行手順などもスクリーンショット込みで解説されていて、これから(はじめて)モバイルアプリ開発するという方や、JavaScriptはちょっと…という方にも適しているなと思いました。
ただ、JavaScript入門レベルの場合、「3.10 Titanium MobileでJavaScriptを利用するために」で触れられる「クロージャ」や「CommonJS require」に面食らうかもしれません。
そんなときは、ひとまずサクッと一旦読飛ばして、実際にいくつかサンプルプログラムの修正や、自力でイチからアプリ構築(本書ではサンプルの修正だけに留まってるので、地味にハードルが高いのかもしれませんが…)をした後に読み返すことをおススメします。なるほど!と膝を打つ事が出来るでしょう。
4章で実際にアプリケーションソースに手を入れて行く際に、シングルコンテキストモデルを採用しているので若干敷居高く感じるかもしれませんが、現状Appcelerator的に推奨されていない(けど分かりやすい)マルチコンテキストで学んでアプリ開発するとあれこれハマり、そこから軌道修正する大変さを思えば、ちょっと険しい道でも乗り越える価値はあると思います。
5章でサンプルソースのダウンロード先について言及されていませんが、下記URLから一式が落とせますので、購入を悩まれている方は一度ダウンロードしてみるのも手だと思います。
http://www.shuwasystem.co.jp/support/7980html/3231.html
個人的に大変面白かったのは6章の「不具合の理由」と付録のA「動作エラーで困ったとき」ですね。
ハマりどころ一覧みたいなものをまとめようと一時期思っていたのですが、たいていがここにまとまっているので、当面はこれでいいかなーとw
手に取りやすい価格ですので、これで一歩を踏み出し、英語に忌避感がなければAppcelerator Titanium Smartphone App Development Cookbookへ進むというのが黄金パターンになるのではないでしょうか。

Appcelerator Titanium Smartphone App Development Cookbook
- 作者: Boydlee Pollentine
- 出版社/メーカー: Packt Publishing
- 発売日: 2011/12
- メディア: ペーパーバック
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ちなみにp16のAndroidのサポートバージョンが2.1以上になっていますが、1.8から2.2以上に絞り込まれていますので、その点ご注意が必要かと。(他のtypoも2刷で直りますよね?w)